2010/08/04

週末のめまいと吐き気けとMRI検査

備忘録兼ねて。

先週末の金曜日(7/30)
朝ベッドから起きてみると、ぼーっとしているなぁ、と感じつつ階段を降りて、なんか回っている、船酔いみたい、と気味悪さを覚える。午前中は仕事を休み実家へ所用のため車の運転もする。実家でめまいで景色が回転しているのを再自覚。
午後、通勤のモノレール駅まで歩きながら、まっすぐ歩けないような気がする、と感じたまま仕事へ。
仕事中(デスクワーク)も、景色が左から右へ流れていくような、相対的に頭が右から左へイメージだけ動いているような感じを持ちつつ、気にはなるのでネットで調べると回転性めまいらしい。帰宅の道では時々右側へ足を踏み出しながら、やっぱりなんかオカシイと思いつつ、いつものように食事、シャワー、絵本の読み聞かせなどを済ませ就寝。吐き気はなかった。

翌土曜日(7/31)
朝からめまいが激しい。ゆっくりとしかし確実に景色が回る。吐き気もある。朝食摂取不可。私が言う前に私の素敵な奥様が察してくれて、子供たちの相手を引き受けてくれる。一日中寝て過ごす。みんなが出かけた後、朝昼兼用ごはん少量をそれなりに美味しく食すが、1時間後に吐いてしまう。とうとうその日はめまいと吐き気&数回嘔吐に晩ごはんも受け付けず、ひたすら寝る。そのうち半分はぼーっとしているが、起きてネット界隈をうろつくなどPCを直視する作業は困難。本も読めん。

その翌日日曜日(8/1)
この日は子供たちのスケジュールが三つもあり、負担が大きいので親が分担しないとイケないのだが、私の素敵な奥様の全面バックアップの元本日は親稼業臨時休業とする。前日よりめまいは軽くなったが、代わりに吐き気が酷い。水さえも受け付けない。1時間に1回は吐いている気がする。唾液が胃にたまるだけで反射的に吐くような。今年初めも酷い嘔吐に襲われた(自業自得なのに受身形)ことがあって、胃が荒れているのではないかとフラフラ&ボーっとしている頭で邪推する。食事は受け付けないが、熱中症も怖いのでスポーツドリンクを飲んでは吐く。夕方ころから吐き気が度合いが治まってきた。でもPCも本もNG。

明けて月曜日(8/2)
めまいは殆ど納まり、吐き気も無いが食事は取れない。私の素敵な奥様の進言もあり、仕事を休んで朝一で病院へ行くことにする。
最初の看護師さんの問診では、めまいや吐き気(嘔吐)の経過を説明した後、下痢はないか、生食していないかの吐き気関連を潰していった。体温は35.5℃で低めであった。医師の問診では、耳鳴が無いことを確認されてから(これでメニエールを除外)、MRIが午後空いているし、脳外科の先生も午後ならいるし、でMRI検査を推められる。めまいが怪しいのか。MRI検査は午後なのでそれまでの間、2日間スポーツドリンク以外は食事も取っていないので頭痛対策も兼ねた点滴(5時間)も行う。
点滴を受けるためにMRI検査室へ移動する。患者服でなく平服のおっさんが点滴を移動台車を持ちながら廊下を歩いている姿はちょっと滑稽だ、でも気分は病人そのもの、とぼやっと思いつつ促されるまま部屋に入る。
MRI体験
すべての所持品をロッカーに預ける。ベルトのバックルは取らなくてもいいみたい。検査担当の看護師(?)から、閉所恐怖症でないか、金属物の体内への埋込みはないか(ペースメーカとか)確認される。 「検査は30分から40分ほどです。検査中は道路工事をしているような音がしますが、耐えられない場合は、備え付けのブザーでお知らせください。頭は動かないように固定しますね」と説明される。筋骨たくましいヘルメットを被ったオジサンが大勢で行う道路工事と宇宙人にさらわれ生体検査を受ける哀れな地球人の頭固定のイメージが重複してちょっと緊張度が増す。
検査中は「工事中」の音は「コンコンコンコン」「カーンカーン」「ゴッゴッゴッ」「カンカンカン」などの打撃音が少々のエコー音を伴って拍子を合わせるようにある程度規則的にくるので、ヘッドフォンで聞く一種のトランスミュージックみたい。背中がちょっと痛いから頭動かしたいけど動かしたらやり直しかな、などと考えているとあっという間に検査時間終了。「トランスミュージックみたいでした(余裕、病人なのに)」と検査員にお伝えする。苦笑したような何言ってるか分からないけど愛想笑いしてみた、みたいな反応。
診断
点滴室へ自力で戻り、残り2時間を待つ。浣腸をしなければならないオジイと看護師のやりとりを聞いても不快でも何でもない。みんな病人仲間。
点滴が終了すると、脳外科の問診があるというので待合室へ出て待つ。
脳外科の先生がMRI写真を見ながら説明するが、こっちは、画像ファイル重そうだな、ストレージ容量も半端じゃないよなとか考える。脳も異常なし、動脈のきれいなもので、脳から来るめまいではないですね、メニエールでもなさそうだし、となると、三半規管に何かゴミのようなものが入った内耳性のめまいでしょう、との診断。血液と尿の検査結果も良好。
この病院の医師たちの迷いなき判断(吐き気とめまいの症状から、問診で食中毒を除外、メニエールも除外、吐き気はめまいから、めまいは脳か内耳かで念のためMRI検査、脳は無し、で内耳)に感心と安心を抱く。
一旦終了
終わりの連絡を受け迎えに来てくれた家族に「何か簡単なものを食べたい」と要望し、一番近いファストフードのマクドナルドで久しぶりに食べ物をみんなで食す(あ、1号(♂10才)以外)。花火が出来なくてごめんなさいね(ここだけ「ですます調」)。

その後もめまいの兆候はちょっと現れては消えていくので完治ではないのだけれども、そもそも耳掃除のやり過ぎだったかもしれない(最近は1日1回だった)。
この週末、おかげで3~4kgは体重が減った。病気ダイエット(普段どんだけ食べんてんだか)。

画像はエッシャーの「版画の画廊」。回転性めまいはこの絵を実地に見ている気分(ちょっと大げさ)。


(2012/7/7追記)続きがあります。

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