2012/08/04

WilkhahnのStitz

ウィルクハーンの立ちながら腰掛けるためのスツール。

第1号(♂12才)が私の素敵な奥様のお腹にいる頃、切迫早産と言われ外出禁止(仕事も休み)、自宅内でも負担がかからないように過ごさねばならなくなった。
秋葉原にあったヤマギワを一人覗くと、セール中。セール品をひと通り眺めて、奥様の台所仕事で使えるのでないか、と少々の逡巡を経て購入。座面は他にコルクもあったが黒いゴムのような素材を選択した。 1999年の秋か冬頃(セールとしたら12月か)。
花屋のように立ちながら作業をする人が、少しでも腰をかけて負担を減らすよう、また、即応できるように設計されている。
基礎部分に砂が入り重心を下げ、床面に接する部分はゴム製で柔軟性があるので、斜めに傾けてもダルマのように起き上がる。
座面は座面下のレバーを引くとガス昇圧で上昇する。座面を下げるには座面に体を思い切り預けてレバーを引いて体の重みで下げる。

実際のところ、使い心地はどうかというと、座面が高く足の長さが結構必要で150cm台の奥様は言うに及ばず、160cm台の私でもギリギリ。ということで実は買った当初からあまり使っていない。
家にある椅子の中で一番役に立ってないのは事実だが、捨てる気にもなれない不思議な椅子。椅子のように見えるけど、子どもたちが時々倒して車のハンドル代わりにしたりする。
あるいはオブジェとして屹立としている。

0 件のコメント:

コメントを投稿

zenback