2017/06/04

ピアノはピアノ (カワイの50才スピネットから電子ピアノCN25へ)

16年前に中古で購入したカワイのスピネット型のピアノに引退してもらい、電子ピアノに買い替えました。
このスピネットは以前に整備に来てもらったときのことを記事にしています。ピアノのメンテナンス

昼間以外に弾くことはできず、ウチの場合、吹き抜けを通じて家中で音が共有されるので、一人でも機嫌が悪いと昼間であっても弾くに弾けずで宝の持ち腐れ状態でした。
しかも音が出なくなったキーがあったりして、メンテナンスに調律、傷んだ外装の修理などを考えたりしてる折、私の素敵な奥様が家電店で触れた電子ピアノのキータッチが本物に近いと感じたようで、 電子ピアノに心が傾きます。
  • このスピネットを今後弾くことはあるか?
  • 夜に弾けるようになるということは、弾きたい時に弾けるようになるということ
  • 以前と違い、電子ピアノのキータッチはまるで本物のようだし、我慢しなくてもいいかもしれない。
  • 電子ピアノは寿命が短いが(10年くらいが目処)、 目の前のピアノも適切なメンテを数年おきに行わないと維持できないのではないか。
  • その費用は、電子ピアノの10年毎の買い替えに匹敵、ないしはそれ以上するのではないか。
  • そうだ、ボーナスだ!
50年前に製造されたカワイのスピネットを買ってくれないかと何件かあったてみましたが、手を挙げてくれるところもなく、有料で引き取ってもらうところの中から最安値のところに依頼しました。
後でピアノの中を確認すると、弦が一本切れてました。

2枚目の画像はドナドナされるスピネット。
重たいですよ。
実は、ピアノを引き取ってもらうという話を子どもたちにすると、3号(♀9才)が反対の色を鮮明にし、ピアノに抱きついたりして抗議されたのですよ。そうですよね。生まれたときからあるからね。
でも、このままではこのピアノの蓋は閉じたままで弾かれずにかわいそうである、引き取ってもらうと他の誰かが弾いてくれるかもしれない、新しい電子ピアノは夜でも弾けるよ、と諭したのでした(納得したかどうかは不明)。
私が最後に聞いたスピネットの音は、3号が弾いたもので、生の楽器が放つ力強くいい音でした。
スピネットの引き取り手を探している間に、2号(♀12才)と家電店を何件か回り、試し弾きをしてもらうと、カワイの電子ピアノが弾きやすくてよいということになりました。
ちなみにローランドもカシオもコルグも出てくる音が彼女にはピンとこない感じで、最後まで検討に残ったのはヤマハです。

実際に購入したのは型落ちで安かったCN25。試弾したのは最新のCN27でしたが、両者は本質的なところは変わらずで、2割ほどさらに安いのでCN25に決めました。
家で聞くと、ヘッドホンはもとよりスピーカから出てくる音も案外良くて、これで10万円を切ったのはいい買い物であったと自画自賛してます。一方で現行品より製造終了後の部品保有期間が短くなるというリスクもあります。

ところで、カワイとコルグは電子ピアノとは呼ばすに、英語風にデジタルピアノと呼んでますね。

その後はというと、3号が自動演奏の音に癒やされて、時々自分の音で茶々を入れたり、「4小節だけならプロにも負けない」を目指して私がヘッドホンをつけて練習を始めたところです。

例え演奏が下手であったとしても、音楽が身近にある方が楽しいよね、などと感じる毎日です。

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