2017/11/08

雨の台北2泊3日の旅

プロローグ
1ヶ月前ほどですが、去年に引き続きピーチに乗って海外旅行に行ってきました。
海外といっても、那覇から鹿児島までの距離とほぼ同じ、台湾は台北市です。飛行時間はわずか1.5時間。
初めての台北なので、いろいろと想像を膨らませていたのですが、百聞は一見にしかず、案ずるより産むが易しで案外なんとかなったので、良い旅行となりました。
飛行機代+宿泊代合わせて1名あたり3万円ほど、食費やらなんやらを含めると4万円/名ほどの費用でした。
家族も2回目だと、慣れたもので、搭乗手続き、荷物検査、出国審査など、余裕の余裕でパスしていきます。

今回訪れたのは、
  • 故宮博物院
  • 夜市(南機場夜市)
  • 十分のランタン
  • 九份のお茶と「千と千尋の神隠し」の噂の場所確認
  • 台北市立動物園のパンダ
など。
南機場夜市以外はどこも有名所で、見どころなどは他のブログに任せて、旅ならでは、と思ったところを書いてみます。

1枚目の画像は台北市立動物園のおこぼれを狙う野生のサギ。この画像を帰国後作成したフォトブックの表紙にしました。
ちなみにこの動物園には常勤パンダさんが2頭もいましたよ。


漢字の国の筆談と翻訳機能
台北では筆談必須のはずだと、便利なギアとして「ブギーボード」を持っていくはずが、出発直前に忘れてしまって、家族に軽く罵られて、でも背に腹は代えられないので、私の素敵な奥様のポストイットをお借りして、意思の疎通を図ることが何度かありました。
2枚目の画像の水餃子屋さんでの注文の仕方が漢字で意思疎通の代表例です。
メニューには水餃子と酸辣湯しかないのですが、注文を取りに来るので、ポストイットに「水餃 x2」「湯 小 x1」で注文します。「酸辣」を書く時間がなかったので省略したのですが、「湯」で迷ったようで「サンラータン?」と聞くので「サンラータン!」とオウム返しで注文が完了しました。

この店は南機場夜市の「来来水餃」。水餃子の皮がモチモチしてて美味しいです。その直前に行った「秀昌水餃」も具に味付けがされていてこれも美味しいですよ。こういう外に開けた店はテイクアウトも多いようなので、店の中で食べることを意味する「内用」(ねいよん)と言うと、中で食べたいという意志を示すのに便利でした。
いつもは大勢のお客で賑わっているとの記事もネットにはありましたが、当日は雨が降っていたせいで、お客が少なく、席に簡単に座れたのは不幸中の幸いです。

ちなみに、一般人の英語は本邦並というか通じないことも多かったので(英語できればビジネスチャンスじゃないか)、漢字の意思疎通が出来るメモがあってよかったと思いました。
もっとも、奥様は、駅の改札でエラーとなった悠遊カードをGoogle翻訳を使って窓口でなんとかしてもらってました。便利ですね。


MRTの悠遊カード
「MRT」は台北の地下鉄。 ちなみに香港は「MTR」でTとRが入れ替わっていて最初は混乱しました。
MRTを使うためどころか、バスやコンビニ、入館など、悠遊カード(Easy Card)があると便利と聞いたので、台北桃園空港で早速購入します。
鉄道料金用のチャージ額とは別に、NT$100(およそ380円、NT$はニュー・タイワン・ダラーと読み、元とも書く)が制限付きデポジット機能を持ったカード代として徴収されます。しかし、残高がNT$100を切ったときに使ってもいいことになっています。
つまりこういう使い方ができます/できました。
  • 帰りのAirport MRTの料金はNT$160です。
  • 残高がNT$60以上あれば、デポジットのNT$100と合わせてNT$160以上なので、そのまま乗れて、空港の改札を出ることが出来ます。
  • 残高がNT$60未満でならば、空港で下車後、改札を出ようとするとエラーになるので、窓口で不足分をチャージします。これで改札を出ることが出来ます。
  • もし次回乗ることがあれば、 そのときにチャージします。先にカード代のNT$100になるように充当されます。
MRT以外に悠遊カードを、台鐵、バス、動物園の入園、自動販売機で使いました。
公共交通機関はお釣がでないし、小銭は大きく重いのですぐに財布がパンパンになります。悠遊カードの普及には納得感があります。
また、MRTは路線ごとに色分けされていて、駅のナンバリングも色の頭文字と一緒になっていてわかりやすい。例えば、ホテルのあった西門駅は松山新店線が緑(Green)の12番目の駅なので「G12」という具合。ユニバーサルデザインですね。

3枚目の画像は、MRTも台鐵も両方載っていて、現地でとても役に立った「47都道府県鉄道路線図」さんの台湾鉄道路線図。素晴らしいです。


コンビニのATMで現金引き出し
台北桃園空港で両替した現金が不足してきたのに、週末なので銀行が開いていない、すわっ、困った、と思いましたが、コンビニのATMで日本の銀行のキャッシュカードじゃなくて、デビッドカード付きキャッシュカードで引き出せました。
デビットってクレジットの即日決済版ですのでクレジットと思えば当たり前と言えば当たり前ですね。
NT$3,000を引き出したら、口座から12,134円引かれていました。NT$1=4.04円です。空港でのレートがNT$1=3.83円ほどだったので、5%くらい差があります。
レートは悪いようですので、緊急用ですね。これならクレジットでキャッシングして利息を払ったほうが安かったのかもしれません。

4枚目の画像は宿泊した Hotel Papa Whale。MRT西門駅から徒歩8分ほど。駅から/までのルートもいくつもあるので、苦にならずに歩けます。天井も高く、金属はステンレスか焼付け塗装の鉄、水まわりは真鍮で、かっこいいホテルでした。朝食も込みで、二日とも日式しゃぶしゃぶ。


エピローグ
昔住んでて去年ひさしぶりに訪れた香港との比較してしまうと、いい意味で商売に厳しさが少しづつ足りない(=ガツガツ競争しない=人々に緩やかな感触がする)のは島国だからかな、などと思います。
比較的なぁなぁなところが沖縄に近いと思った次第です。住めばまた違った感慨が湧くのでしょうけど。

5枚目の画像は台北桃園空港の着陸案内、噂には聞いていましたが本当に「琉球」とあったのでビックリ。この扱いは台湾でだけですね。
ピーチは楽桃航空、さもありなん。

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